【艦これ】羽黒「司令官さん、私、信じていますね」
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24: ◆m9ZGL07ULFKn[saga]
2017/08/22(火) 23:02:54.15 ID:W3bdf8BU0
外部との接続を極限まで拒絶されたその生活の中で、僕は不安と共にあった。
自分の何を、どういう風に研究されているのかわからないことへの怖さ。外部で何が起こっているのか、全く分からないことへの恐さ。
僕は漣を思い出して、彼女の華奢さを思って、時々本当に怖くなった。
どうして彼女すら戦力化しなければならないんだ?
それは、何かのっぴきならない事象が起きていることの証明としか思えなかった。
そんな中で、漣と再会したのは、それから三ヶ月後くらいだった。
「ご主人さま」と彼女は言った。「お久しぶりです。さざなみ、綾波型9番艦です」
敬礼で僕を迎え、自分は艦なのだと主張する彼女の姿に、僕は衝撃を受けた。
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