球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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724: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 22:59:02.00 ID:bYTKMj840


その言葉に、優しげな頬笑みを浮かべた艦娘・球磨は穏やかに答えた。


以下略 AAS



725: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:01:22.92 ID:bYTKMj840


自身の不安が杞憂に終わった軍艦・球磨は、安堵と感謝の表情をもう一人の自分へと投げかけた。


以下略 AAS



726: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:03:12.66 ID:bYTKMj840


「多摩にはバレバレだったクマ。途中で北上と大井も気付いたクマ。木曾も普段だったら直ぐに気付いたクマ」

「……だが、最後まで気付かなかったな」
以下略 AAS



727: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:04:18.79 ID:bYTKMj840


「お前の妹でもあるクマ」


以下略 AAS



728: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:05:16.65 ID:bYTKMj840


「……ありがとう。そう言ってくれると、本当、嬉しい」


以下略 AAS



729: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:07:03.38 ID:bYTKMj840


「……そう言えば、木曾に一撃食らったと聞いていたクマ。だけどその様子だと、どうやら気遣いは無用みたいだクマ」

「そうだな、気遣いは無用だ。こっちにだって高速修復材ぐらいある。見ての通り、準備は万全だ」
以下略 AAS



730: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:08:27.03 ID:bYTKMj840


ふと、二人が気が付くと、先程まで二人を包んでいた星の煌きは、輝きを潜めていた。

そして東の空は、うっすらと白み始め、完全な闇は消えかけていた。
以下略 AAS



731: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:10:49.34 ID:bYTKMj840


「夜明け前が一番暗い。だけど、日の出ももう近いクマ」


以下略 AAS



732: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:11:46.76 ID:bYTKMj840


二人は暫しの時間、薄明の東の空を眺めながら、物思いに耽っていた。

二人は透きとおった瑠璃色を、唯ひっそりと抱き締めていた。
以下略 AAS



733: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:13:23.13 ID:bYTKMj840


「……昔、軍艦として初めて海に出た日の事を思い出した。激動と混沌の時代……中々の暗黒時代に私は産み落とされたと思った」

「……球磨も昔、艦娘として初めて海に出た日の事を思い出したクマ。動乱と混迷の時代……神さまは中々酷い世界を考える奴だと思ったクマ」
以下略 AAS



734: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/27(日) 23:14:35.13 ID:bYTKMj840


そしてぽつりと、軍艦・球磨から言葉が漏れ、艦娘・球磨はそれに合わせる様に言葉を重ねた。

その二人の表情には、「運命」に抗う事は出来ないと言う諦観が含まれていた。
以下略 AAS



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