球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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191: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:26:42.19 ID:a8pmz1XW0


「それにしたって米国は、いくら弱小国とは言え、日本に対する交渉を酷く曖昧なものに済ましている。『まさか日本が米英に対して宣戦布告何てしないだろう』という奴さん達の過小評価もあるかもしれんが……」


溜息を吐き捨てた少将は、残りの一本を口に加えると、ぐしゃりとその箱を握りつぶした。


「こうまでしてこちらを煽ってきたとなると、米国政府には厭戦感情が蔓延している世論を揺り動かす思惑があるのだろうな。特に同盟国の英国は、対独戦線もある。世界一の国力を持つ米国には、当然『連合国』陣営として、『大義名分』の元で参戦して欲しいだろう。それに今の日本は、開戦に燃える軍部が政治を担い、世論もまた『いよいよ始まる』と奮起している……丁度良い口実だ」

「つまり……球磨たちは、まんまと一杯食わされたって事か?」


その話を聞いていた軍艦・球磨は、「いけ好かない」と言わんばかりの声色で、口を開いた。




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