球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/22(火) 22:06:17.29 ID:a8pmz1XW0
軍艦・球磨は呆れた様な声色で、少将に言葉を返した。
「相変わらず少将はひねくれている。それに球磨は、少将の娘になった覚えはない」
その言葉に少将は、咥えていた煙草を噛み締め、むっとした表情を浮かべ、口を開いた。
「どれだけ貴様と一緒に居ると思っているんだ。2年近くの馬公での任務だけでは飽き足らず、艦長の任を解かれた後もだ。陸地任務で横須賀から呉に訪れた時は大体、貴様が居る。一寸前まで貴様が悠々と予備艦暮らしを送っている時もな。運命の悪戯か、私は今や貴様の生まれ故郷である佐世保の参謀長だ。これだけ長く一緒に居れば、貴様は私にとって娘の様なもんだ」
少女に対して早々と言葉を並べ、辛辣に捲し立てる少将の顔。
その言葉と声色とは相反して、むっとした表情から段々と嬉しそうな笑みを浮かべた。
そう話す少将は、どこからどう見ても反抗期の娘と話す父親の姿にそっくりであった。
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