球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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176: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 21:59:28.33 ID:a8pmz1XW0


「それよりも参謀長の仕事はどうした?」

「視察だと言って抜け出してきた。今の私は『少将』だ。誰にも文句は言わせんよ」


以前、「大佐」と呼ばれていた男は、その上の将官である「少将」に地位を上げている事を告げた。

この階級から「閣下」「司令官」、あるいは「提督」と呼ばれるようになり、戦隊司令官、艦隊参謀長、海軍省各局長、軍令部各部長等を務めるなど、その影響力は帝国海軍の中でも絶大であった。


少将は今、艦隊泊地に停泊する「軍艦・球磨」に「視察」と言う名目で乗艦していた。

時折、慌しく歳の若い水兵たちが上甲板を往復する様子が伺えたものの、流石に自分たちの雲の上の存在である海軍少将が居る艦首付近に近付こうとする物好きは誰も居なかった。

故に少将は、誰にも話を聞かれる事無く、軍艦・球磨との会話を続けていた。




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