【モバマス】白菊ほたる「私は、黒猫が苦手です」
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11: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/08/20(日) 15:57:35.16 ID:7paV1WT90
●日曜夜 女子寮・白菊ほたる自室
ほたる「……少し離れたビルからの反射が、川に差し込んでて。その橋桁の下だけすごく波紋がきれいに見えたんです。私、あんなの、知らなかった」
菜々「ナナも見たかったなあ……ペロちゃんはその後、逃げなかったんですか?」
ほたる「はい。ゆっくり二人で歩いて、寮まで戻れました……あの、菜々さんは」
菜々「はい?」
ほたる「きのう、菜々さんは、ひょっとして、気づいていたんですか?」
菜々「ええ、まあ―――猫はとっても素早いし、どんな隙間にでも入れますから。本気で逃げられたら、あっという間に見失っちゃいます―――でも、長く走るのは苦手」
菜々「ずっと見失わないのは、ほたるちゃんが遅れたら、ちょっと休みながら待っててくれたからじゃないかって、思ってました」
ほたる「……明日は、走らずに、ゆっくり歩いてみようと思います」
菜々「それがいいですよ。ひょっとしておもしろいことがあったりして」
ほたる「―――あの、菜々さん」
菜々「はい?」
ほたる「昨日のお話のつづき、聞いていいですか。昔から日本では福猫だったのに―――黒猫はどうして悪いものに?」
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