卯月「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝完結編】
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335: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/10/01(日) 18:42:43.39 ID:McMGTohp0

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P(――正面から神崎さんが来る)

P(――右腕と右足を切り飛ばして、蹴飛ばす)

P(――すぐに再生し、また私に飛びかかる)

P(――今度はタイミングを合わせ、達磨にした)

P(――首を掴んで、地面に叩きつける)

P(――手足が生える前に、赫包を狙う)

P(――一つは残さなければいけない。数を正確に把握する)

P(――赫子の噴出口は、赫包は4つ。なら3つ抉り出せばい)

P(――羽赫の一斉掃射を受けた。距離を取られてしまった)

P(――もう肘、膝のところまで再生している)

P(――もう一度だ。もう一度くりかえせ)

P(――両腕を切り飛ばす)

P(――切り飛ばしたと同時に、また羽赫を受ける)

P(――量が衰える気配はない)

P(――それどころか、甲赫の鎧を剥がされかけた)

P(――神崎さんはボロボロと涙をこぼしている)

P(――口を引き結んで、私をまっすぐににらみつけ、痛みに耐えて私と戦っている)

P(――意識が飛びそうなのを必死に堪えて、私の前に立ち塞がり続ける)

P(――そんな顔をしてまで戦わないでくれ)


P(――なにが貴女をそこまで駆り立てる)

P(――そんなに傷ついてまで、なぜ二宮さんに執着する)

P(――自分を大切にしてくれ)

P(――もう嫌だ貴女と戦うのは苦しいんだ)

P(――なぜ守りたかった人を痛めつけ続けなければいけないんだ)


P(――はやく折れてくれ)

P(――頼むから)


P(――誰かのために苦しむのはやめてくれ)



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