卯月「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝完結編】
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134: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/09/10(日) 10:42:29.84 ID:nATks/WC0

P「渋谷さん」


P「許してくれとは、言いません」

P「私は、広がっていく世界が屍の上に立つ幻だと知っていて貴女を引きずり込みました」


P「それでも、出来ることなら貴女に幸せな夢を見てほしかった」

P「それが虚構でも、広がっていく世界をその目で見て欲しかった」

P「それで貴女たちが笑顔でいられると思ったから、私はそれで良かった」


P「"喰種"に生まれたならば、喰べるしかない。奪うしかない」

P「すべての喰種が、自分の運命に苦しんでいる」


P「ならば、せめて我々が代わりに奪えばいい」

P「そうすれば、せめてアイドルは自分の運命を忘れられる」

P「我々が代わりに背負うことで、皆さんは輝ける」

P「嘘の世界でも、騙されていても」


P「私は皆さんが、生きて笑顔でいてくれるなら、それでよかった」


凛「…………」



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