256:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 00:01:17.00 ID:VzU1fFy5o
【2階席】
沙織「……ずいぶん長いことステージで話してたね」
華「ええ。餃子の王将で注文が届くまであれほどかかっていたらイライラしてしまうくらいの時間でした」
沙織「そ、そこまで長かったかな……?というか王将のスピードをすごく評価してるんだね…」
優花里「西住殿……残念ですぅ……」
梓「審査員の判定は1票差でしたし、惜しかったです…」
沙織「うん……みぽりん頑張ってたけどね…………」
華「はい…………」
優花里「………………」
シーン..
沙織(重い雰囲気……そりゃそうだよね。もう応援する身内の人はいないんだもん。なんて言ったらいいかわかんないから黙るしか…)
杏「やー、西住ちゃん負けちゃったね!大洗は全滅だよー!」
桂利奈「あっさり言ったー!?」
あゆみ「この空気を切り裂く感じ!」
あや「さすが会長!ね!?紗希もそう思うよね!?」
紗希「……………………………………………………………………」
あや「ここで黙る紗希もさすが!」
しほ「………………」
千代「自分の娘たちの試合。戦車道で経験済みとはいえ、複雑な心境かしら?」
しほ「まあ、そうね。でも今回の試合はまほの勝ちで納得しているわ」
千代「確かにね。延長戦では、まほさんが先攻をとって最初のバースで延長に持ち込んだ理由をハッキリ言って主導権を掴み、そして次々とパンチラインを決めていった。みほさんが盛り返してはいたけれど、なかなかの強さを見せつけた感じね」
千代「みほさんのライミングも非常に決まっていたけれど、『理想的なストーリー』、『死亡で決まるソーリー』に対するまほさんの『誰もが最後は死ぬ お前も客も審査員も 謝るなら お前のファンにしろ ここで負けるんだからな』というアンサーは決め手の1つじゃないかしら。結構やるわね、という感じ」
しほ「……なんか微妙な言い方ね」
千代「そうかしら?」
しほ「なかなか強い、とか結構やる、とか。でも、いいわ。まほが愛里寿ちゃんを倒すだろうから気にするのはやめるわ」
千代「……それはどうかしら?決勝は愛里寿がまほさんをあっさりと蹴散らして会場中が『どひゃー』となるでしょうから」
しほ「いやいや。なんだかんだまほは勝ってしまうはず。可哀想だけれど、今頃愛里寿ちゃんには死兆星が見えてるわね」
千代「見当違いもいいところね。仮に愛里寿が死兆星を見たとしても、エイトセンシズに覚醒しているくらいのレベルにいる愛里寿には何も問題ないわ」
しほ「………………」
千代「………………」
しほ「………………」
千代「………………」
しほ「……親同士が争うのは不毛ね。ごめんなさい、ちよきち。愛里寿に死兆星は見えていない。今後も元気に骨太で生きていくでしょう。毎日カルボーンを食べてる子のように」
千代「いえ、私こそごめんなさい。まほさんは強敵。あっさりとなんてありえないのに、そんなことを言ってしまうなんて私自身も驚きだわ。いえ、私だけではなく、インド人もビックリだわ」
しほ「……決勝戦、どちらが勝とうと…」
千代「恨みっこなしですわね」
286Res/504.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20