107:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/20(日) 02:34:11.31 ID:EqKCwBbEo
【舞台袖】
エリカ「…………ごめん」
麻子「何がだ」
エリカ「完全に私のせいで負けたわ」
麻子「そんなことないだろう。何故そう思うんだ」
エリカ「……延長戦の時、『エリカさんが拾ってみてくださいよ』って茶化すように言われて……試合前はいつも通りやろうって決めたばかりなのに……ついカッとなって突っ込もうとした」
麻子「…………」
エリカ「そのせいで2人が重なって……会場の空気も相手チームに流れたし、そのミスを指摘されもした。だから負けたのは…」
麻子「私もそのあと、自分が行かずに逸見さんに任せるべきかを迷って……結果、立ち往生してしまった。私のミスだ」
エリカ「だから、それは私が最初に動いちゃったから今度もそうなる可能性があると思って迷ったんでしょ?」
麻子「……ゼロではないが少し違う。オレンジペコさんに、逸見さんには最初の小節を任せられない、という風に言われたことに対し、反発する気持ちがあったせいだ」
エリカ「え?」
麻子「私は逸見さんのスキルを買っている。そう証明したくなったんだ。あの土壇場で。だがアイコンタクトだけで伝わるわけがない。結局、逸見さんを戸惑わせてしまい、チームワークが崩れていると露呈する形になってしまった」
エリカ「………………」
麻子「…………………」
エリカ「じゃ、じゃあ……ど、どうすればいいのよ。この話の決着は…」
麻子「……お互い反省して終わりだろう。相手のせいにする内容じゃない」
エリカ「…………そう」
麻子「…………ああ。それに、負けはしたが楽しかった」
エリカ「……………ふ。確かにね。正直、途中からまほ先輩のカタキ討ちとか忘れてたわ」
麻子「……不思議なものだな。フリースタイルバトルというのは」
エリカ「そうね。負けた時は悔しくて辛い……だからもう二度とやりたくない。そう思うのに…」
麻子「……気が付くと、また戦いたいという感情が沸いてくる」
エリカ「ええ」クス
麻子「…………」クス
エリカ「次会う時は敵かもしれないわね」
麻子「どちらでも歓迎だ」
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