【デレマス時代劇】一ノ瀬志希「しあわせの白い粉」
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9:名無しNIPPER[sage]
2017/08/19(土) 08:08:10.55 ID:k6RI1tMTO

「目処は?」

「藩の外れにある集落が出所かと」

早苗の部下の安斎都が答えた。

背格好は早苗と同じくらいで好奇心が大きな瞳に現れる。

まだ同心になってから日は浅いが、早苗でも頭を悩ませる事件をいとも簡単に解決してみせたこともあり、いわゆる期待の星である。

彼女の調によれば、その集落は城下に住むあてのない身分の低い人間や罪人(穢多非人)が群れてできあがったものらしい。

早苗の記憶によれば、辛うじて雨風をしのげるぼろ小屋が点々と広がっているような場所である。

早苗は刀を提げ、数人の同心と共に番所を出た。


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