【デレマス時代劇】一ノ瀬志希「しあわせの白い粉」
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43:名無しNIPPER[sage]
2017/08/19(土) 08:48:25.62 ID:GVuX5Nn80
「………バラの……花」
「星の王子さまですか」
私は、文香さんの言葉が聞きたかった。
本の中の文章ではなくて。
私は自分でもいやになるくらい、ワガママになってる。
本から顔をあげて、私だけを見てほしい。
私は文香さんの言葉だけを聞いて、大きくなりたい。
そんなどうしようもない気持ちが私の胸をつぶそうとする前に、
文香さんは言葉をつなぎました。
「…たしかに……星の王子さまの…引用です……。
……でも…私が選んだ言葉です……」
それを聞いた途端に、私の瞳から涙がこぼれて、文香さんの顔にふりそそぎました。
私は慌ててタオルを当てようとしましたけど、文香さんは私の手を握って、
涙の雨を受けつづけました。
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