【デレマス時代劇】一ノ瀬志希「しあわせの白い粉」
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26:名無しNIPPER[sage]
2017/08/19(土) 08:24:37.89 ID:GVuX5Nn80
屋敷といっても質素なもので、両親の姿はなく、
世話の者が早苗の家より1人か2人多い程度だった。
楓も独り身である。
門を叩くと、下女がぱたぱたと慌てて出てきた。
そうして楓と早苗を見るなり、「あっ…」、という顔をした。
楓が水を求めたため、彼女は甕に水をすくいに、また屋敷の中へ戻った。
その間に、早苗は履物を脱がすことにした。
楓は雪駄を履いていた。
草鞋に比べると脱がすのが容易なので有難い。
次に足袋をゆるめると、楓がやけに艶かしい声を出すので、早苗はやきもきした。
運ぶのにも苦労をしたので、仕返しに尻を叩いていると、
下女が升に水を入れて持ってきた。
下女は、乳飲み子にするように楓に水を飲ませながら、
戸口に転がっている雪駄に目を向けた。
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