4:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 23:53:50.24 ID:CsptbAzH0
「それでは、懺悔するのですね」
「神はあなたを赦します」
無心で、無私で、このように。
その日、久しぶりの里帰りをした私は一通りの挨拶を終えたのち、神父さまに頼まれて懺悔室に入りました。
聞けば今朝、どうしても懺悔をしたいとの手紙が入っていたものの、その時間に神父さまは所用で留守にされるとのことでした。
せっかく帰省したのに申し訳ないと何度も頭を下げる神父さまを見送り、私は薄暗い箱に入りました。
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