14:名無しNIPPER[saga]
2017/08/14(月) 23:44:03.17 ID:7ZBN3l0J0
その晩、寮のどこかから突然沸き出した爆音で、アタシたちは一斉に廊下に出た。
場所はすぐに知れた。だりーの部屋だった。
ブチぎれた面々がドアをぶん殴り、大声で叫んでアイツを呼んだ。だがそれでも音楽は止まなかった。
アタシは、同じくだりーを呼びながら――ある違和感を覚えていた。
いつもヘッドフォンのアイツが?
それに流れてた曲、アタシが聴け聴けって言っても一向にマトモに聴く気配のないヤツ。
何より、涼あたりも気付いてたみたいだけど、このドア越しでも分かる音圧はなんかステレオじゃなく、ソコで演ってるとしか思えなかった。
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