ダイヤ「貴女と選んだ」千歌「道の先で」
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9: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/08/12(土) 10:12:41.58 ID:Tx30bpDoo




    *    *    *





梨子「おはよう、千歌ちゃん。今日も早いね。」

千歌「あ、梨子ちゃん。おはよ」


朝起きるとベランダ越しから梨子ちゃんが声を掛けてきた。


梨子「今週もダイヤさん泊まってるの?」

千歌「うん。まだ寝てるけど」

梨子「……珍しいね。ダイヤさんも早起きなイメージなんだけど。」

千歌「あーうん。ちょっと疲れてるみたいで」

梨子「そっか……。ねえ……」


梨子ちゃんが不安そうに私を見つめているのがわかった。


梨子「千歌ちゃんは大丈夫……?」


ずっと、私とダイヤさんのことを想って見守ってきてくれた梨子ちゃん。

だから、今回のこともすごく心配している。


千歌「チカは大丈夫だよ。」

梨子「ホントに?無理してない?」

千歌「ん、全く無理してないかと言われると……ちょっと嘘になるかもしれないけど」

梨子「けど?」

千歌「……ルビィちゃんにも頼まれてるから」

梨子「ダイヤさんのこと?」

千歌「うん」

梨子「……」

千歌「これは私の憶測だけどね。……きっと、ルビィちゃんが私に『お姉ちゃんをお願いね』って言ったのはこういうことだと思うから。」


ダイヤさんにとっては今が一番しんどいタイミングだと思うから……だから



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