61: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/09/03(日) 07:07:26.12 ID:TCQYYDI0o
──次の日の放課後。
いつも通り、放課後生徒会室でルビィを待っているときでした。
ルビィ「お姉ちゃん」
ダイヤ「ルビィ、遅かったわね。仕事、始めましょう?」
ルビィ「その前にね、ちょっと」
ダイヤ「え?」
ルビィ「……生徒会に推薦したい人がいるんだけど」
ダイヤ「推薦……誰ですか?」
ルビィ「……入ってきて」
ルビィの声で一人の少女が生徒会室に姿を現した。
花丸「国木田花丸です。」
ルビィ「……これからは花丸ちゃんにも手伝ってもらって生徒会を実行していこうと思うんだ。そのお姉ちゃん……いい?」
ダイヤ「……」
わたくしはゆっくりと天井を一度仰ぎ見てから、花丸さん、そしてルビィと順番に顔を見つめてから。
ダイヤ「……もう間もなく、わたくしは引退ですから、貴方たちで決めてこの学校を牽引してくださいませ。」
ルビィ「はい」
花丸「……はい!」
凛としたルビィの返事と、誠実で力強い花丸さんの返事が、静かな冬の生徒会室の中を反響しました。
* * *
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