19: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/08/12(土) 20:56:20.62 ID:Tx30bpDoo
* * *
しばらくしてダイヤさんが落ち着いてきた頃合で私は一旦一階に降りてきた。
志満「あ、千歌ちゃん。ダイヤちゃんまだ寝てる?」
早速、志満姉に遭遇する。
千歌「ううん、さっき起きたところ。」
志満「そっか、じゃあこれ」
と言ってお皿に盛られたおにぎりを手渡される。
志満「朝ごはん……と言っても、もうお昼前だけど。二人で食べて。」
千歌「うん、ありがと。」
志満「そういえば、千歌ちゃん。」
千歌「ん?」
志満「ダイヤちゃんとのことって、お母さんに言ったの?」
千歌「え? ……いや、特に言ってないけど。なんで?」
志満「お母さん、電話でダイヤちゃんのこと心配してて……」
千歌「どゆこと……?」
お母さんとダイヤさんって面識あったっけ……?
まあ、Aqoursのメンバーだから、一方的に知ってはいるだろうけど……
志満「まあ、知らないならいいの。えっと……それと、お母さんから千歌ちゃんに伝言があって」
千歌「でんごん……?」
志満「『しっかりやりなさい』って……」
千歌「……」
志満「お母さん、どこまで知ってるのかしら」
昔っから見透かしたようなことを言うんだよなぁ……お母さん。
あんまり家に居なかった癖に……。
志満「やっぱり、離れてても親子なのね」
千歌「そうだね……」
家族って、そうなんだなって思い知らされる。
……いろんな意味で、ね。
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