253: ◆Lxb6fygZEa/I[saga]
2017/08/12(土) 21:40:14.33 ID:zzctxTl0O
「……ここが、才囚学園南極分校か……」
【才囚学園】
そこは希望ヶ峰学園の管理下にある学園。
この学園は……
【監察対象者のために作られた学園】だ。
もちろん、普通の監察対象者じゃ入れない。
秀でた才能を持つ高校生……つまり【超高校級】の生徒の監察対象者が入れる。
監察対象者になる条件としては、要約すると悪いことをしたら。ということになる。
悪事を働いた超高校級に、自分の才能ともう一度向き合ってもらい……
更生させる。と、いうのがこの学園の目的だ。
そして、俺も監察対象者の1人だ。
船長「……行ってらっしゃいませ。監察対象者……【超高校級の案内人】の道標歩様」
道標「……はいはい、行ってきますよ」
……世間からは【あの世への案内人】と言われた俺。
既に超高校級と呼んでくれる人はいなかった中、船長に呼んでもらって少し嬉しかった。
才囚学園の分校へと歩き出すと、船の汽笛が聞こえる。
もしかしたら、船長は祝ってくれたのかもしれない。
────俺の、絶望の門出を。
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