252: ◆Lxb6fygZEa/I[saga]
2017/08/12(土) 21:25:08.05 ID:zzctxTl0O
「うぅ、寒っ……!!」
客船のデッキに出てみると、外は身に染みる寒さだ。
体が無意識にブルブルと震え、息を吐くと白い息が煙のように出てくる。
「こんな所に連れてくるなんて……もっとマシな方法無かったのか」
……ボートで連れてこられなかっただけマシか?
でも、ここに分校を作った。という時点で希望ヶ峰学園の職員はおかしい。
そしてここに勤めようと思った才囚学園の職員もまた一律におかしい。
「お金につられたのか……おっかねぇヤツらだな……」
……寒くなってきたな。
そんなつまらないオヤジギャグをかましたとき……目の前にそびえ立つ大きな建物が見えた。
「……まさか、あれが……」
「もうすぐ才囚学園南極分校に到着致します。お荷物をおまとめください」
「うわっ!? なっ、なんだ船長か……」
船長「お早めによろしくお願いします、道標様」スタスタ
……相変わらず無愛想な人だな。
特に笑うこともせず、怒ることもせず……
俺のギャグで笑わないなんてな。そんな奴あまりいないんだけど……
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