渋谷凛「輝くということ」
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5: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 00:03:55.22 ID:c5e7bYk30



公園中をハナコと駆け回ったせいで、背中にじんわりと汗が滲む。

ちょっと休憩、とベンチに腰かけるとハナコも私の横へぴょんと飛び乗った。

「ふふ、さすがにハナコも疲れたでしょ」

まるで人間みたいにベンチで休むハナコに声をかけた瞬間、ハナコは猛烈な勢いでベンチから飛び降り公園の出口に向かって走り出した。

「えっ、ちょっ……ハナコ待って!」

慌てて追いかけながら叫ぶも虚しく、私とハナコの距離はぐんぐん伸びていき、ずっと先の曲がり角へとハナコは姿を消した。

もし轢かれでもしたら……。

悪い予感ばかりがぐるぐると頭で回る。

必死の思いでハナコが消えて行った曲がり角へと駆けた。



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