115: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 01:01:44.69 ID:c5e7bYk30
*
彼は、にっと笑って「もう一回言うね」と前置きして、「凛の夢、叶えさせて」と言った。
「うん、いいよ。任せた」
心の底から、そう思えた。
「大好きだよ」
「知ってるってば」
言って、目を閉じる。
少しごつごつとした彼の手が私の頬を撫でる。
柔らかな感触が唇に触れる。
今、この瞬間、確かに私は世界で一番幸せだった。
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