104: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 00:56:38.08 ID:c5e7bYk30
*
指定された喫茶店に着くと、「こっちこっち!」と手招きされる。
「久しぶりだね。でも、あんまり変わらないね」
「いやいや、凛も全然変わんねーって」
「そうかな。まぁ、まだ一年前までアイドルだったからね」
「じゃあ、やっぱりアイドルの頃の癖とか抜けないんじゃないか?」
「あー、うん。そうだね。喉に気を遣ったり、メイクさんなんているはずないのにドレッサーの前でぼーっとしちゃったりしてさ、おかしいよね」
「あはは、職業病だな。それはもう」
「ね。……そっちは今、ダンスの先生やってるんだっけ?」
「先生ってほど、立派なもんでもねーけどなー。でも、今の生徒めちゃくちゃ凛に似ててさ」
「似てる? 私に?」
「うん。すっげー負けず嫌い」
「じゃあ先生は大変だ」
「ほんとになー。っていうか、凛は他のアイドル時代のやつらとは会ったりするのか?」
「んーん。みんな何かと忙しそうだし」
「また集まりたいよなー」
「そうだね」
123Res/80.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20