16:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 13:01:28.24 ID:5FDHqpH0O
夜、私は三階に備え付けてある司令用の普通の風呂に身体をつかった。だが、置いてあったシャンプーとコンディショナーは一髪であった。加えて洗顔料も専科であった。もしかしたら前任者は女性司令であったのだろうか。
風呂を出ると、なんだか散歩に出たい気分になった。私は浴衣の格好で、司令部庁舎を出ると、桟橋に立ち、夜の宇和海を見渡した。おおよそ五、六海里先の戸島付近に三隻程の艦娘が夜間哨戒しているのが見えた。
と、彼女らのサーチライトを照らす先が白く沸き立って水柱を上げているのがみえた。敵潜を轟沈したのだろうか。
それから、私は少しして、庁舎に戻ろうとした。ふと庁舎横にならぶ小さな入渠施設と工廠を見た。……あれ。
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