153:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:08:07.58 ID:hojLDG6p0
***
翌朝、起きると既に五月雨は横におらず、食堂で朝食をつくっていた。私も一緒に手伝う。
それから妹の北上も食堂に来て、いつも通りの朝食をとった。
朝食を食べ終えた頃に、桟橋に昇進試験会場の佐伯泊地まで運んでくれる小船が到着した。
それから私らは各自で用意を済ませると、桟橋に向かった。
私や五月雨も他にやることがないことから妹について行く事にしたのである。
桟橋では明石中佐とロシアンブルーのアカトゥルフが見送ってくれた。
「北上、今日は貴女の為にしっかりと艤装を整備しておきましたよ。存分に戦ってらっしゃい」
中佐は顔を緩め北上に微笑みを見せながら、煙草を吸った。
「ありがとー明石さん! 私、必ず、曹長から准尉になって帰ってくるよー」
妹は中佐に敬礼する。
「では、明石中佐、今日は私たちが帰ってくるまで、この泊地のことをお願いしたい」
「ええ、大丈夫ですよ。任せてください」
「ありがとう、よろしく」
「では、行きましょう!」
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