切嗣「あぁ、今回もまた正義の味方になれなかったよ」その弐
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◆YmjwHbXvbg
[sage saga]
2017/08/12(土) 04:02:17.54 ID:o6wh41f70
二度目だった。
切嗣は、またしても
此処に
この場所に
この時間に
いる筈はない『イリヤ』の名を口にした。
しかし――――――――
「ユール!!」
切嗣「――――は」
その子供が首に掛けている胸の首飾りを見て瞬時に思考は『イリヤ』から切り替わり
「お皿洗い手伝いに来たよ!!」
その『イリヤ』と同じ顔のその子供を
切嗣「(―――いや、違う!!そうじゃない!!)」
『イリヤ』に良く似たその子供を
切嗣「(どうしてエミンいや・・・・)」
シュレイドの娘『エミン』基い、シュレイドのサーヴァントから告げられた真実
切嗣「(アンリマユまでもがこの時この場所にいる・・・・!!)」
この世全ての悪、つまり『アンリマユ』だと言う事を理解した。
ユール「・・・・」
アンリマユ「あれ?あ・・・・れ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――
戻ってセイバー側病室
セイバーは一人で部屋の掃除をしていた。
セイバー「・・・・・・」
切嗣はと言うとあの口論した後、
切嗣「・・・・僕が居ると掃除がしにくいいだろう・・・・僕はお前が掃除するまで外で一服している・・・・」
と言ってセイバーだけを病室に残し出て行った。
セイバー「・・・・・」
セイバーは部屋の掃除をしながら自分自身に問いていた。
セイバー「(・・・・どうすれば・・・・マスター殿を私は救えるのでしょうかな・・・・)」
―――――と
そんな決して誰にも分からないような問いを。
しかし、セイバーにとってはその問いは見つけなければならかった。
何故なら、セイバーにとってあの絶望に陥った衛宮切嗣は、セイバー自身は覚えていないが
英雄王ギルガメッシュから聞いた限りでは、自分自身の責任であったからだ。
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