切嗣「あぁ、今回もまた正義の味方になれなかったよ」その弐
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◆YmjwHbXvbg
[saga]
2017/08/11(金) 01:20:20.53 ID:oAIVv1yW0
切嗣は、それに対しやはりかと言った表情をした。
何故なら切嗣には少しだけ確信があった。
辛い物が苦手嫌いだと言った人の場合でも
カレーなどの舌に来る激痛が嫌いなだけでワサビや生の玉葱などの清涼感を伴う辛さは大丈夫だ
と言った場合があった為だからである。
ユールが生の玉葱を食べれることが分かった切嗣は次に、
切嗣「では、あの辛さに清涼感を無くし100倍の辛さを増したものだ」
どういった味だったかを伝えた。
ユール「あの辛さに清涼感を無くし・・・・100倍の辛さを増した物ですか・・・・」
その味を聞いたユールは、切嗣の言葉を復唱した。
が――――
直ぐにその味を想像したのか、引き気味に
ユール「・・・・良く・・・・食べれましたね・・・・それ・・・・」
と、誰もがそう言うであろう―――――
否――――そう思うであろう率直な言葉を続けて切嗣に対して言い放つ。
切嗣はそれに対して
切嗣「(まぁ・・・・辛い物嫌いな奴から見ればそうなんだろうな・・・・)」
ぐらいに思っていた為
切嗣「嫌・・・・ユール辛い物好きであればあの麻婆豆腐は美味だぞ?」
自分の辛い物好きの常識でユールに答える。
そう答えた切嗣にユールは
ユール「・・・・そう・・・・なんですね・・・・」
先ほどよりも引き気味にそういった後
ユール「まぁ・・・・取り敢えず味を伝えて頂き有難うございます」
と切嗣に丁寧にお礼を言う。
それに切嗣は
切嗣「あぁ」
といつも通り返した。
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