【ミリマス】志保「愛する貴方へ、一生のお願い」
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46: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/17(木) 22:46:50.38 ID:VMeOwtrv0
「……あんな事があった志保だ。俺が口で何を言っても心の底から信じては貰えないと思う。…それに、俺には志保の気持ちは分かってやれない」
言葉に、彼の強い悲痛な想いを感じた。その響きが私の心を八つ裂きにする。
しかし、私には謝る事しか出来ない。
「ごめんなさい…」
それでも私、貴方が好きなんです。
「志保」
「…んっ」
彼は私の顔が涙でぐちゃぐちゃなのも気にせず、今までで一番優しいキスをくれた。
「だから行動で示すよ。一生かけて」
「…………えっ…?」
「何年…何十年掛かってもいい。志保に安心して貰えるように頑張るよ。私の旦那は絶対に居なくならない、って思って貰えるまでな。ずーっと約束を守る」
「…」
「あ、いやちょっと違うか…最期まで志保の側にいて初めて約束を守った事になるんだ」
「……」
もはや、言葉も出なかった。
「その代わり!志保も俺の妻として今まで以上に俺を支えてくれよ?頼んだぞ?」
多分これも、私が一方的に彼に重荷を背負わせたと感じないようにという気遣いだろう。
「はいっ。Pさん」
改めて心に決めた。
「志保。一生一緒に居ような」
「Pさん…っ」
貴方の為に生きます。
不器用だけどいつも私の味方で、いつも優しかった。
私と一緒に悩み、喜び、笑ってくれた。
うぅん、それは多分、これからも。
だから、好きになったんだよ。
「Pさんっ…!」
「おっとと…よしよし」
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