【ミリマス】志保「愛する貴方へ、一生のお願い」
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2: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 22:38:39.24 ID:LNwQNfqF0
ステージを終えた私は、あの人を探していた。勿論、歌やダンスの出来を褒めてもらう為に。あれだけ完璧にこなしたんだもの、頭の一つ位撫でて貰ってもバチは当たらないと思う。
「志保」
3: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 22:42:55.26 ID:LNwQNfqF0
「もぉっ、うるひゃいれふぅ…んぇ?」
気が付くと、私を抱き締めていた筈の男は一メートル程離れた所で横向きに立っていた。
4: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 22:45:44.57 ID:LNwQNfqF0
「えへへぇって…志保、お前寝ぼけてんな!?起〜き〜ろ〜!」
「んぇ…?ひゃっ…!?」
5: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 22:47:18.04 ID:LNwQNfqF0
「帰りが早くなるならちゃんと連絡して下さい」
腕を組み、絶対にPさんの顔を見ないように窓の外を見ながら彼の思慮不足を指摘する。
6: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 22:51:32.93 ID:LNwQNfqF0
「……………ふぅっ」
素早く肺の中の空気を吐くのと同時にかくん、と肩を下げて力を抜いた。
…いや、もういい。ここで私が意地を張るのは色々な意味で建設的では無いし、もうそんな子供でも無い。………この人とは違って。
7: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 22:55:47.09 ID:LNwQNfqF0
「ほら、おいで」
彼がこちらへ両手を広げている。おそらくハグの誘いと見ていいだろう。
8: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 23:00:31.32 ID:LNwQNfqF0
自分の身体を抱くようにして誘惑に耐え、顔を逸らして視線を切る。すると、
「しーほ」
9: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 23:04:27.67 ID:LNwQNfqF0
そう意識すると、こんな恋人同士の何気ないスキンシップからも私達の関係が変わった事を感じられて、じんわりと暖かいものが胸に広がる。
それは私が成長して変わったからなのか、はたまたこの人に変えられてしまったからなのか。まぁ、どちらでも構わないけれど。むしろ貴方になら、もっと私を変えて欲しいとさえ思います。
10: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 23:19:34.93 ID:LNwQNfqF0
「あ、その…貴方が帰る時間が分からないと、今回の様な事は無いにしろ私が家を空けている事だって…んっ」
口ごもりながら話していた途中で後ろから片手で強く抱かれ、もう片方の手で顎をくいっと上げられて、見降ろされる様な体勢でキスをされた。
11: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 23:21:00.89 ID:LNwQNfqF0
書き溜め分に不備が見つかったので今日はここまで。
それでは、おやすみなさい
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