【ミリマス】志保「私にとってのプロデューサーさんは」
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5: ◆eAB23W1ius[sage saga]
2017/08/07(月) 11:34:32.17 ID:w2YVWAok0


今日はトーク番組の仕事だった。

今日の仕事の自己採点は今までで最悪と言っていいくらいで、まさに0点をつけたくなるような出来だった。

可奈に指摘されて切り替えようとはしたものの、そう簡単に切り替えられるほど、あの夢は私にとって軽く考えられるものではない。

収録が終わった後、案の定プロデューサーさんに呼ばれた。

どくん。

また心臓が騒ぎはじめる。



「志保、大丈夫か?」

「……平気です。それより、今日はすみませんでした。」

「うーん、俺は謝ってほしくて呼んだんじゃないんだけどな……」

「いえ、今日の私、最悪でしたから」

「別に志保を責めるつもりはないよ。どちらかと言えば謝罪よりよりそうなった理由のほうを聞かせてほしい」

「……ごめんなさい。話してどうにかなるものでもないので」

「……そうか。それなら志保が話したくなるまで聞かない。でも、いつでも話してくれていいからな」



そう言うとプロデューサーさんは立ち上がって、車で待ってるから、と言って歩いていった。

どくん。どくん。

まだこの音は止みそうにない。

私を苦しめるこの胸の鼓動が収まるまで少しじっとしていると、可奈が不安そうな顔をしながらこちらへ走ってきた。




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