6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/08/05(土) 04:53:35.57 ID:DkEnKQtk0
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さて、チケット問題はカタがついた。
駅へと向かう道半ば、琴葉が急ぐ環を嗜める。
「環ちゃん。急ぎたいのは分かるけど、一人で先に行っちゃダメだからね」
「はぐれたりしては大変なので〜。しっかり手を繋いで行きましょう?」
「じゃあみやが右手で、ことはが左!」
「わ、私も手を繋ぐの?」
戸惑う琴葉に、環が左手を差し出した。
ギュッと手と手を繋げれば、たちまち仲良し三人組に。
「これで迷子にならないね。よーっし、たまき探検隊しゅっぱーつ!」
「目的地は、プールですよ〜♪」
「ふっ、二人ともちょっと待って! ……早い!」
夏の眩しい日差しの下、通りを足早に駆けて行く少女たち。
電車を降りてもまた手を繋ぎ、三人がプールにつく頃には
いい感じで汗を吸った服が肌に張り付くようになっていた。
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