ある門番たちの日常のようです
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425: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/21(土) 14:38:44.69 ID:u+oWGrCOO
「──────ウゥッ、ウアァアアアアアッ!!!』

「ヒッ」

「сатана………」

ロバート=ブルース=バナーがハルクに変身する時みたいな凄まじい声量の雄叫びが空間全体を震動させ、ロシア兵が全員怯えた表情で後退る。反射的に四人ともAK-12を射撃体勢で構えたが、最早物理的な圧力すら感じられる声に圧倒されて引き金を引くことはできなかったようだ。

『イギィイイイッ……グァッ、アァアアアアッ!!!」

「っ……」

艤装を装備した艦娘の膂力は人間など比べものにならない。そして艦娘の中でも、艦の等級によって出せる能力には大きな差がある。

こんなに激しく暴れられては、近づきたくても近づけない。全身を内側から火箸で突かれているかのように身悶えのたうつГангутの姿を、俺達はただ黙ってみていることしかできない。

歯痒い状況に、Верныйが下唇を噛みしめる。

《少尉、いったい何が起きたんですか!?》

(,,#゚Д゚)「敵襲を受けただけだ、増援は必要ない!各位、持ち場を離れるな!!」

(; ̄⊥ ̄)「っ……!?」

当たり前の話だが、あれだけの大声ならば当然同じ階に居るカラマロス達のところからは余裕で聞こえる。無線機からの声に強めの一喝を返し、“敵”という語感にファルロがぎょっとして俺の方を振り向いた。


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