ある門番たちの日常のようです
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388: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/15(日) 22:59:10.56 ID:wDrjxZvA0
彡(゚)(゚)《一応、二正面作戦────両方が本命だったという考え方もまぁできなくも無い。せやけど今度は、向こうの戦力編成が歪です。

デカ物が一匹混じっていたとはいえ所詮甲殻類。戦力が乏しかった東南アジアならいざ知らず、たかだかザリガニの群れが日本近海に突入したところで“あの鎮守府”でなくとも遅かれ早かれ殲滅できた筈や。二正面と言うには片方の本気度が低すぎる》

疑問はあとからあとから沸いてくる。

何故、深海棲艦は数ある水生生物の中からわざわざオマール海老を選んだのか。

何故、ヨーロッパでそうしたように奇襲成功後電撃的に内陸まで浸透しなかったのか。

何故、深海棲艦は大量のオマール海老を操ることができたのか。

では逆に深海棲艦と何の関係もないのではないかと問われると、今度は最も巨大で困難な問題が残る。

何故このオマール海老たちは、わざわざ鎮守府を餌場にしようとしたのか。

だが、そもそも深海棲艦側もオマール海老たちの存在を感知していなかったが、“異常甲殻類”の出現自体には深海棲艦が関わっていたとすればどうだろうか。

彡(゚)(゚)《こいつらと深海棲艦は関係あるのか、ないのか。この二択で考えていたからワイらは速い段階で答えに辿り着くことができなかった。

“関係はあったが関連はしていなかった”─────だからこそ、あの襲撃事件は誰も予想ができない形で発生したんですわ》

もしも、“そう”ならば。確かに疑問の全てに合理的な説明を付けることができる。

だが同時にそれは、人類側の対深海棲艦戦略を根本から崩壊に追いやりかねない。


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