ある門番たちの日常のようです
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364: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/13(金) 23:24:27.58 ID:m2mV5F3y0
そして俺達としても、例えデカかろうが翻弄した上で各個撃破できる一体一体よりも数に任せて押し寄せられるこのやり口の方が遙かに厄介だ。

幸いなことに耐久力・生命力はこの形態だと非ヒト型の深海棲艦と比較しても大きく劣るようだが、こっちの銃撃がほとんど役に立たないことには変わりが無い。必然、火力が不足している俺達は白兵戦闘を強いられるわけだがそうなると数的不利の影響が諸に出る。

最悪、乱戦の最中時雨や江風に“事故”が起きないとも限らない。

『『『ギイイイイイイッ!!!』』』

(,,#゚Д゚)「ゴォルアッ!!」

「いただき………おわっ!」

「っ、気色悪い上に鬱陶しいね!!」

一気に六体、襲いかかってきた寄生体。弾幕射撃とブレイドで何体かを跳ね返すが、時雨や江風の追撃は他の個体に邪魔されて届かない。いやらしくタイミングをずらしての攻撃で一気に弾くこともできず、みすみす無傷での撤退を許す羽目になった。

やはり、複数体が一度にまとまってこられると一気に対処が辛くなる。

「少尉、このままでは危険です!既に鎮守府内に侵入しているSpartaチームに援軍の要請を!」

(,,;゚Д゚)「んな余裕が向こうにあると思うか!」

「っ、そういえば通信で民兵の包囲下に……!」

声を掛けてきたそいつは小さく呻いて唇を噛むが、残念ながらその答えは50点。

まだ“民兵による人海戦術”だけで済んでいるなら、どれだけ幸いか。


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