ある門番たちの日常のようです
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358: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/08(日) 08:31:00.90 ID:X++56mtf0
(;゚∋゚)《Wild-Cat、こちらOstrichだ!裏口で新型の深海棲艦と交戦中!》

(,,;゚Д゚)「奇遇だな、こっちも同じ状況だ!敵の形状は!?」

(;゚∋゚)《地下二階への突入口に立っていたロシア軍兵士1名の“内部”から乳幼児型の幼体が出現、その後交戦中に肥大化!現在は蛇、或いはオタマジャクシのような形状の非ヒト型深海棲艦になりこちらに攻撃を仕掛けてきている!》

(,,;゚Д゚)「こっちと同型か!」

記憶する限り、過去に深海棲艦の幼体が確認されたという話は聞かない。オマケにそこから成長した姿も完全に新型個体だ。

つまり俺達とOstrichは、10分と経たない間に世界中の研究者とカンザス州のマッド共が涎を垂らして羨む大発見を二つも体験したことになる。

………別に喜ばしくもなければ、これっぽっちも望んじゃいなかった体験だが。

(;゚∋゚)《どうする?一度退くか!?》

(,,#゚Д゚)「いや、なおのことガングートの安否確認を急ぐ必要がある!押し通るぞ!!」

(#゚∋゚)《Alright!!》

幸いにして、時雨の機銃が直撃しているということは船体殻は機能していない。つまり見た目通りの下級種の可能性が高く、それなら知能も大したことはないはずだ。

やりようを工夫すれば幾らでも手玉に取れる。

(,,#゚Д゚)「白兵戦闘、用意!!」

指示を飛ばしつつ、俺自身ベルトにさしていた白兵戦闘用のブレードを抜いて柄に着いたトリガーを押す。

(; ̄⊥ ̄)そ「おおっ!?」

せいぜい20cm程だった刃渡りがビデオで早送りされたタケノコの生長のように伸びる。一瞬で三倍近い長さまで達したそれを見て、ファルロが驚きの声を上げた。

玉石混交を地で行く技研の数々の開発装備だが、少なくともコレに関しては俺は大いに気に入っている。勿論短い状態のままでも対人や対ヒト型では致命傷を与え得るので、ここより更に狭い通路や室内でも取り回しが利くのが大きい。

(,,#゚Д゚)「江風、白兵装備で後続!時雨、奴を大きく怯ませて隙を作れ!!」

「りょーかい!」

「しくじらないでよ!」


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