324: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/28(木) 22:42:14.89 ID:nq20RMMM0
(,,゚Д゚)「Wild-CatよりSparta、状況を報告せよ!」
《こちらSparta、民兵に囲まれていたが晴嵐の爆撃で向こうの包囲網が崩れた!現在態勢を立て直して応戦中!》
《ChaserよりCoyote、こっちも民兵に群がられている!航空支援を頼む!》
《【Coyote】伊-401、要請受諾!Spartaの方から1機そっちに回すね!》
深海棲艦にも共通することだが、運用される艦載機は小型でこそあれ火力や機動力は現実に第二次大戦で運用されていた“それ”とほぼ遜色がない。
対策が取れていたり対抗運用できる空母艦娘や艦載機が存在するなら話は別だが、そうでない場合攻撃を受けた側にとって響き渡るレシプロエンジンの音は悪魔の高笑いと何一つ変わらないだろう。
(,,゚Д゚)「Wild-Catより【Coyote】伊-401、もう一度だけ本舎に掃射を頼みたい!今度は裏手側に2機回してくれ、それが終わり次第補給に戻るんだ!」
《了解!じゃっ、いっくよーーー!!!》
3機の晴嵐が急上昇し、鎮守府本舎の200mほど上空まで舞い上がる。2機が錐揉みしながら裏手へ、1機が宙返りをして再び表側へと機首を向けてそれぞれ猛然と急降下を開始する。
《がん、がん、がーーーーんっ!!!》
ややはしゃぎ気味のハイテンションな声で覚えたての符号を叫ぶ“しおい”の意志を反映してか、機銃の火線は両側から挟み込むような形で本舎に突き刺さりその表面を蹂躙した。
応射は幾らかあったが、まさに空を“舞う”ように飛び回る晴嵐には全く当たらない。軽やかに貪欲に反復攻撃を繰り返し、凡そ30秒にわたって本舎を徹底的に嬲り続ける。
《───支援完了!Wild-Cat方面の晴嵐、全機帰投します!》
三つの機影が俺達の頭上から去ったときには、本舎はエメンタールチーズのように穴だらけになっていた。
(,,#゚Д゚)「総員、出ろ!鎮守府本舎に突入する!!」
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