316: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/26(火) 01:06:40.68 ID:S9ZMkwjX0
「おい【Rabbit】卯月、少し派手にやり過ぎじゃねえか?!こっちのトラウマが増えたらどうしてくれンだよ!」
《ダウトもいいとこだっぴょん!地獄の血みどろなんちゃら鎮守府の奴等が最も“とらうま”なんて言葉から縁遠い存在であることは周知の事実だっぴょん!》
(,,゚Д゚)「いや、それは違うぞ。確かにこいつらは概ね樹齢うん千年の大木より図太い神経の持ち主だがトラウマが全くないわけじゃない」
《……意外だっぴょん》
(,,゚Д゚)「時間が無いから割愛するがな」
具体的に言うとお前の先輩にあたるあっちの鎮守府の卯月はトラウマ抱えてる筆頭格だぞ。因みに「ウン○マン事件」の報告書を読んだロマさんは笑いすぎて吐いたらしい。
ともあれ、10発目の砲弾が着弾した頃には敵部隊からの火線は完全に止まり、隊列は建て直しようが最早ないほどに崩壊していた。人肉の破片や千切れ飛んだ四肢、黒焦げになった生首などが至る所に転がり、兵力がバリケードや装甲車の周囲に密集していたことも災いしてまともに動ける状態の兵士は1割もいない。
実に効率的な殺戮だ。最弱艦種とはいえ“海軍”所属の艦娘、仕事のやり方はきっちりと心得ている。
敵兵力が強大な状態のままであれば、時雨や江風、Верныйに関しても乱戦に持ち込まれることで起きる多対一の攻防下での“事故”の危険性を拭いきれなかった。だが、ここまで痛めつければ何かが起こることは有り得ない。
(,,#゚Д゚)「時雨、江風、正面敵部隊の残りカスを掃討しろ!行け!」
「「了解!!」」
嬉々とした笑顔を浮かべて、悪魔2匹が装甲車の影から飛び出し駆けていく。
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