ある門番たちの日常のようです
1- 20
213: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/05(火) 10:57:35.48 ID:YYSiAqOmO
ロシア正規軍が暴動に参加していると聞いたときとは別のベクトルで痛み始めた頭を抑える。有能な士官が率いる精鋭部隊1ダースに元海軍の艦娘まで加わり戦力は大幅に増強されたはずなのに、不安しか感じられないのは何故だろうか。

( ̄⊥ ̄)「どうかしたか?」

(,,;-Д-)「いや何、ナロン○ースかバ○ァリンも今後は定期的に支給して貰えるよう“海軍”に掛け合うべきか悩んでてね」

或いはロキソニンでも可。

(,,゚Д゚)「はぁ………ところでこの乱痴気騒ぎに関与した守備隊は、勃発時は全員基地内にいたのか?」

( ̄⊥ ̄)「記憶する限りでは、な。休憩やら私用やらで街中に出ていた奴はいるだろうが、数は決して多くないはずだ。ただ、我々がこの倉庫の地下に逃げ込んでからだいぶ経つので今はどうか解らない」

(,,゚Д゚)「………となると、700名強ほぼ全員が未だ基地内でまるっと戦力温存中か」

空挺直後から断続的に入る味方部隊の通信はなるべく内容を確認するようにしているが、鎮守府の敷地内に突入してからも交戦報告は武装した市民と思われる集団とのものがほとんど。ごく稀に低級の深海棲艦がそれに加わることもあるが、鎮守府内で攻撃を掛けてきた部隊のような高い練度を誇る敵との戦闘報告は聞き漏らしがなければ一件も発生していないはずだ。

まだぶつかっていないだけという可能性も捨てきれないが、俺達第1波空挺団の投下範囲はほぼ市街地の南半分全域を網羅している。全部隊がそこから一斉に鎮守府・基地施設へと向かっていく中で、正規軍とだけ全くぶつからないというのは考えづらい。

「一応あたしらバリケードンとこの銃撃戦で削ったよな?」

(,,゚Д゚)「ほんの十何人かな。向こうの総兵力からしたら焼け石に水だ。

まさかと思うが、反乱軍に“新型艦娘”は含まれてないだろうな?」

( ̄⊥ ̄)「彼女はロシア連邦に忠誠を誓っているし、艤装の安全機構は何重にも掛けてある、問題ない…………と断言したいが、そもそも今回の件からして、常識的に考えれば“起こり得ない”ことだった。

すまないが確証はない。彼女が反乱軍側に加わっていたとして、それが本人の意志ではないことだけは保証するが」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
484Res/548.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice