ある門番たちの日常のようです
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188: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/01(金) 23:12:08.72 ID:j6M+qQxRO
Ostrichから暗に倉庫が空っぽだと伝えられるが、俺は元より期待していない。入り口から数百メートルしか離れていない機密性皆無の倉庫に重要物が搬入されていた可能性は限りなく低く、おまけに現在は敵の制圧下。

仮に何らかの理由で特殊な物資が運び込まれていたとして、それがむざむざと残されているはずがない。

「うりゃりゃりゃりゃーーー!しつけえなチキショーめ!!」

(,,゚Д゚)「2人とももう十分だ、下がれ!!」

「了解!ほら、江風!」

「っと、あいよ!!」

武器を連装機銃から再びAK47に持ち替えて牽制を行っていた時雨達を呼ぶ。2人はそれぞれ鎮守府本舎に向かって最後の一連射を浴びせると、踵を返して此方へと駆けてくる。

「ギコさン、全員無事かい?!」

(,,゚Д゚)「お前らのおかげでな、AKと連装機銃の残弾は?」

「小銃の弾倉は僕も江風も五つずつ。連装機銃の方はあと半分ぐらいだね」

(,,゚Д゚)「OK上出来だ!入ってくれ!」

2人の背中を押して倉庫の中へと誘い、俺も「最後っ屁」としてAK47の引き金を引いた。

『…………っ!!?」

窓から突き出されていた銃口が一つ不自然に引っ込むのを視界の端に捉えつつ、俺は倉庫に入り扉を閉める。


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