ある門番たちの日常のようです
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167: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 03:12:12.92 ID:PIXFVoZp0
『『『『ァアアアアアアアアアアアアッ!!!!!』』』』

ロマさんの檄に応じるように、トゥロマ川から“奴等”の上げる雄叫びがここまで届いた。ズンッ、ズンッと一定のリズムを刻みながら、巨大な何かが戦列を組んで此方へ向かってくるのが見なくても解る。

破壊された港湾施設から吹き出す炎や両艦隊の砲弾による爆光で、まるでカメラのフラッシュを炊いているように時折十数メートルを越す“影”が群れを成している様が夜陰に写し出された。

('、`;川《管制機より港湾部全部隊に通達、深海棲艦第三波艦隊が上陸を開始!ほぼ全艦がelite或いはflagship、注意されたし!》

《退却中だった一部艦隊も第三波の攻勢に伴い反転、合流し再度攻撃に映る構え!またトゥロマ川上に空母ヲ級も一隻視認、敵航空隊も更に増えるぞ!!》

( ФωФ)「Caesarより各位、どんな状況下でも作戦は変わらん。速やかに正面艦隊に致命的な打撃を与え、挟撃を何としても防げ!」

「言われなくても!

叢雲、出るわ!見てらっしゃい!」

「よーし、じゃ!青葉も頑張っちゃいますか!」

新たに来着した敵の大群を目前にして、戦場の空気が、張り詰めていく。一人、青葉ちゃんだけがいつもの調子でいつも通りの笑顔を浮かべて敵艦隊を見据えていた。





……ただし、笑顔だったのは眼を除いての話だけど。

「────青葉取材、…いえ出撃しまーす!!」


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