キョン「最近、生え際が気になる」
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53: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/08/12(土) 14:00:15.72 ID:vbezHhuW0
【キョン宅 自室】

キョン「すまないな。あいつの遊び相手をしてもらって」

佐々木「なに。久しぶりに会えて嬉しかったのは本当さ。つい一緒になってはしゃいでしまった」

キョン「たまに勉強を見てやってくれると助かる……あぁ、今日はたまたまこっちに来ただったな」

佐々木「それ以前に、キョン。妹君はいまだ小学生の身分じゃないか。まさか、キミの学力はそこまで」

キョン「アホ言うな! ……ふぅ、そうじゃない。俺は教えるのが下手なんだよ。結論ありきで解を言ってしまうからな」

佐々木「ふむ」

キョン「答えを知っている、できるのと教えるのはまた方向性が違うものだろ。1+1が2になる。答えだけを言ってしまっては、なぜそうなるのかの疑問点について解消にはならない」

佐々木「なるほど。……くつくつ。不器用なキミらしい。いや、無骨な男らしいと言うべきか」

キョン「男であれ女であれ性別は関係ないさ。性格によるものだ。なぜ理解できないのか、でイラついたりはしたくないからな」

佐々木「いいよ。わかった。僕なんかでよければ、妹君の力になるとしよう。学力なんてもの……。所詮、社会にでて役にたつと限らないが経歴は力になる。学校生活を送る上であるにこしたことはない」

キョン「いいのか? 家だって遠いだろ」

佐々木「これからちょくちょくこちらに来る用事ができてしまったんだ。キミが気にすることはないよ」

キョン「そうは言うてもだな。せめて、その用事とやらがなんなのか……」ピリリリリッ

佐々木「キョン。携帯がなってるよ」

キョン「ちっ」スッ

『着信 古泉一樹』

キョン「すまん、少し席を外す。もう少ししたら妹が茶を持ってくると思うから」

佐々木「ああ、かまわない」


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