18: ◆WpEgOxXb5Y[sage saga]
2017/08/03(木) 19:26:35.21 ID:EjL7S2SM0
久しぶりに会ってみてよかったと思うこともあるんですが、
何より、クチナワさんの力とはいえ、
「撫子自身が暦お兄ちゃんを殺しかけた」
という、紛れもない事実が撫子自身を動かなくしていたのです。
いや、動かなくなったというより、その場所に留まってしまった、
と言ったほうがいいかもしれません。
まぁどちらにしても動かなくなっていることには代わりはないんですけどね。
暦「....体の具合は大丈夫なのか、千石」
先に暦お兄ちゃんの口が開きました。
話し方からして暦お兄ちゃんも
やっぱり撫子のことについて何か思っているのでしょうか。
撫子「だ、大丈夫だよ....」
暦「そ、そうか」
撫子「......」
暦「......」
どうしましょう、話が続きません。
それもそうでしょう、あのクチナワさんの出来事から
ずっと引きこもっているんですから、コミュニケーション能力も衰えています。
しかも撫子は暦お兄ちゃんを殺しかけたんですから(何度も言いますが)
何を話したらいいのか分かりません。
撫子「やっぱり暦お兄ちゃんには....」
暦「???どうした?何かあっ....」
撫子「....ッ!!」
思わず入り口のほうに一直線に走ってしまいました。
暦「待て!!千石!!」
暦「.......」
???「なぜ無理にでも止めなかったのじゃ?」
暦「....忍か」
忍「うむ....それより、かなりヤバイ状況になっておる」
忍「蛇神の再来になるかもしれん」
暦「蛇神の再来....まさか千石に!?」
忍「そのまさかじゃ、あの前髪娘....」
忍「何かに取り憑かれておるぞ」
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