蜂はお花のなかに(オリジナル百合)
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33:名無しNIPPER[saga]
2017/09/03(日) 11:53:08.77 ID:uPmb6hplO
翌朝、目の上が痛かった。
たぶん、うつ伏せか、変な姿勢で寝たんだろう。
寝返りとか打てなかったはずだし。

机の上に湯気の立つ目玉焼きが置かれていた。

「そう言えば、みすずはどっちが好きなの?」

エプロンを外して、席に着くみすずが笑う。

「どちらも好き」

「えー」

と、玄関のカギが開く音。

「ただいまー」

お母さんだ。

「おかえりー」

「いい匂い〜」

よたよたと駆けよって、私の肩に両腕を置いた。

「今からだから、手洗って顔も洗って、一緒に食べようよ」

「ほんとー? 待って、待って」

ストッキングを脱ぎながら洗面所へ駆けていく。


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