蜂はお花のなかに(オリジナル百合)
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/08/23(水) 00:13:39.49 ID:H+ZNJbJyO
部屋に戻って、カバンをベッドに放り投げた。
そして、一人の空間にほっとした。
と、そう言えば昨日の夜から二人用になったことに気が付き、カバンを拾い上げて自分の机の上に置く。
気を遣わないって言った矢先、こうやって遣わないといけないことが増えてくるのかと思うとなんだかしんどい。

キッチンにいるであろう二人の間に入って行くのも、上手にできる気はしない。
だって、あの二人も母親と娘なのに。
彼女の持ってきた手荷物を見やる。
わずかな着替えの入った紙袋。
人の物をジロジロ見るのはよくない。
よくないけど、あまりにも少ない荷物に、昨日から逆に何が入ってるんだと気になっていた。

「……かほ」

「わあっ」

母が扉を開けて、こちらを覗いていた。


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