【ミリマスSS】クレシェンドブルーの百分の五物語
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8: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/08/01(火) 19:21:16.07 ID:07Ux64x9O



……誰もいないわね。

屋上へ出たはいいものの、そこには部活の洗濯物が干してあるだけで他には誰もいませんでした。
そんなに都合よく、ソレに出会える訳じゃないのかもしれないわね。
なんて、無駄足だったかと引き返そうとした時。
洗濯物の向こうから、聞こえたんです。

女の子の、歌声が。

びくっ、と身体を震わせるも、驚きで足が動きません。
まずいまずい!早く戻らないと!!
でも、足が動かないし……!
この歌声どこかで聞き覚えが!

……あら?

「……未来、何しているの?」

「あ、静香ちゃーん!歌の練習中!」

未来がいたんです。
そして近くのベンチには、不思議な色をしたペットボトル。
……そういうことね。
確かに、記憶が飛ぶくらいのとんでもジュースだわ。




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