千歌「──あの日の誕生日。」
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26: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/08/01(火) 00:01:21.69 ID:I46KCp/9o


    *    *    *





私はあの後、報告のために果南ちゃんの家のテラスで梨子ちゃんと電話をしていた。


梨子『仲直りできた?』

千歌「うん、ちゃんと仲直りできたよ」

梨子『そっか、よかった』


電話口で梨子ちゃんが安堵しているのがわかる。


千歌「ありがとう、梨子ちゃん……ごめんね、主賓が途中で抜け出しちゃって」

梨子『気にしないで。果南ちゃんと仲直りできたなら、それでいいから』

千歌「うん……ありがと」

梨子『それで今日はどうするの?』

千歌「もう船も終わっちゃってるから……果南ちゃんちに泊まってくよ」

梨子『そっか』

千歌「梨子ちゃん」

梨子『ん?』

千歌「私、いろんなものが手から零れ落ちないように、大切にするから」

梨子『ふふ……うん、頑張ってね!』


そんな話を終えて電話を切ると、果南ちゃんが後ろに立っていた。


果南「梨子ちゃんと電話してた?」

千歌「うん。仲直りできてよかったねって」

果南「そっか」

千歌「うん」

果南「今日どうする?もう寝る?」

千歌「まだ眠くないかなぁ」

果南「じゃあ、星でも見ようか。いいスポットがあるんだ。」

千歌「ホントに?」

果南「千歌と淡島から8月の星空を見るのは……はじめてかもね」

千歌「あ、そうかも……楽しみだなぁ」




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