【コンマ安価スレ】「黒幕倒して帰ったけど、ちょっと残ってみようと思う」
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5: ◆/9yNbjaibo[sage]
2017/07/30(日) 22:37:03.22 ID:c1y9Mpvz0
これ以上姫様を煩わせることはしてはいけない。

そう思い自らの剣を探す。剣の柄を握り、魔術を展開・・・。


と思ったとき、手が空を切る。思えば、さっきから腰が、いや体が非常に軽いことに気付く。


自らの服装を見る。

向こうでアラクネ族からもらった特殊繊維の服のみだった。


勇者「あれ!?勇者の剣!?あ、盾も!?いや、鎧も!?」


血の気がひいていった。俺は杖や剣などの媒体がなければ、魔術の行使ができない。

不安になり、数少ない丸腰でも使える光の魔法を唱える。

使えた。が、すごく弱い。


勇者「しゅ、祝福も・・・か!?」


・・・農民の俺に貴族の偉い方々のように血なんていいものではないので、魔法を使えるわけがない。

そんな俺も、勇者としての祝福があったから、魔法なんかを、さらに独自の雷の魔法を使えたのである!

それがあっても、体にしみこませるまで反吐を吐くまで特訓したとしても、短期間で習得できたこと自体、考えられないものである。

数少ないものは一応使えることに少しだけ安堵する。
が・・・。


姫「・・・」


あばばば・・・。姫がこちらをじーっと見つめている。ああ、あああまずいまずい。

ここいらの魔物の強さは、尋常じゃない。とうてい、今使える魔翌力や体力で勝てるものでもないのに、さらに丸腰だなんて。

帰るまでが、救出。

どうしよう!


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