1:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 03:30:58.65 ID:c8UG0MXe0
天上
神「うーん,困った困った.どうしたらよいものか」ウロウロ
天使A「神が下界の人気調査されて以来,あれで三日間お悩みになっています」
天使B「渋面閉口」
天使C「慈悲深きお方であるので,無力な我々を心配させまいとしているのです.」
熾天使「そこで貴様の出番だ,悪魔の中で最も苛烈かつ凄惨で,かつそこそこの力を持つ貴様なら,神も遠慮忌憚なくその苦しみを分け与えよう」
悪魔「序列第1位の熾天使様の仰せのままにー」
熾天使「…くれぐれも神を唆すことのないようにな.神は全知全能だ,いかに暗く深い深淵をさまよっておられようと,貴様の薄汚れた思考はお見通しだぞ」
悪魔「めっそうもございません.ウチみたいな下賤の者が天使一同を差し置いて,神と謁見するなど身に余る光栄ですわ.熾天使様の名を穢すような真似は決してしませんとも.ええ,ええ,それでは,行ってまいりますぅ」ソソクサ
天使B「平身低頭」
天使A「…よかったのですか」
熾天使「いかな悪魔といえど,我らの目のある天上で,おかしな真似はすまい.
それでも,彼女を滅ぼすことができるわたしが注意しておこう.
さて天使A,君は休まなければならない.聞いた話ではもう三日間も祈っているそうじゃないか」
天使A「とんでもありません.神と苦難を共にするのです!」
天使B「心中未遂」
天使C「めったなことを言うものではありませんよ.天使B」
熾天使(この子たちの半分でもいいから,神を信ずる気持ちが悪魔にあればよいのだが)
熾天使は静かに,神と悪魔がいる方向へ意識を集中させた.
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2:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 03:31:48.88 ID:c8UG0MXe0
悪魔は普段,狼の姿をしている.それも神の象徴である太陽を食らうべく追いかけ続ける魔狼を模したものである.太陽に焼かれつづけたその魔狼は,影のように模様を失い,輪郭だけが残っていて,その不気味さときたらトロールですら棍棒を置いて逃げ出すほどだ.
その悪魔が,太陽を飲み込めるだけの口を開けて神の背後に現れた.
それに気づいた神は,にこりと微笑んだ.
3:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 03:58:53.98 ID:3wrPRv1YO
つまんね
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