83:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:39:44.20 ID:aDbJZUbB0
「弱みを握っとくことに越したことはないでしょ?」
これ以上ない、最良の返事だった。澄み渡るような安心を次第に取り戻した食蜂は、同じく悪戯げに笑う。
「あなたのそういうとこ、本当に嫌いだわぁ」
周囲には人だかりが増え始め、間も無く夜空を彩る花火に心を弾ませる人々の声が耳を覆う。美琴は佐天たちに囲まれた上条の方を見た。
「当麻ー!」
彼女の声に、彼は佐天たちに一瞥しすぐ側まで近寄る。
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