8: ◆ULqTtBUL.k[saga]
2017/07/23(日) 02:31:16.53 ID:jWGgUzWko
気が付けば、自宅の寝室で微睡んでいた。
横にならず、ベッドの側面に背中を預けていたのを不思議に思い、振り返って寝床の主を確認する。
予想はしていたが、そこではよく見知った女性がすやすやと寝息を立てていた。
それはもう幸せそうに眠っている高垣楓さんを一瞥。
ここまで至った経緯を思い出していく。
おぼろげな記憶をたぐり寄せると、どうやら酔い潰れた彼女をここまで連れてきたということで間違いないようだ。
間違いが起きていないことも確かだと信じたい。
しかし、いつものように飲んでいたはずなのに楓さんが先に潰れたのはどうしてだろうか。
いくら考えても、寝起きでぼんやりとした頭では結論を出せない。
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